水星(マーキュリー)は知性、知識、伝達能力、コミュニケーション能力を司ります。
水星丘が盛り上がっている場合は、競争を好みます。また、とても聡明で、ビジネスでの成功を約束されています。
水星丘が盛り上がっていない場合は、概してコミュニケーション不足で人間関係が苦手という方が多いです。
ここに線があるのは4つ考えられます。
1つめは縦の線です。これは「財運線」です。太陽線に比べると成功度合いは少し下がりますが、結局、財運線がある方は太陽線が出ているケースが多く、太陽線なしで、単独で財運線があった場合のみ「小金持ち」と判断します。「小金」でもあったほうが良いですよ、吉相です。ホロスコープでは水星は仕事運を示します。ですから、仕事運も良くなることを示す線です。余談ですが、この財運線が出ている方は男女問わず、非常に魅力的な「おしゃべり」をします。軽快に話して、気をそらしません。
2つめは横の線です。これはズバリ、「結婚線」です。結婚は金星の波動や木星の波動を受けて、成立していくものですが、水星の「子供」という意味が、結婚線をここに出現させていると私は考えています。
3つめは「ユーモア線」です。感情線の上に短い線ですが1本から2本でます。水星の言語能力という意味から出ていると考えます。ユーモアというものは、受け手側の理解度が試されるものですから、ユーモアを理解する能力がある方は出るのです。
4つめは「二重感情線」の先端です。二重感情線の二本あるうちの上の線はほとんどが小指の下部分のこの「水星丘」が出発です。この上の感情線が下の感情線に交わった箇所が子供が授かる年です(感情線にも流年法があります)。