土星は、「人生の鬼コーチ」と言われています。ちょっと意地悪な役割です。土星は、木星の働きと逆な働きがあります。それは、「物事を縮小していく」、「制限していく」というものです。慎重にさせてくれる功徳があります。
簡潔に言いますと、1つのことをずっとやっていけるかどうかが判断できます。
発達していると、一人で作業することが全く苦になりません。その意味では研究職や物流の資材の方に向きます。
また、自然と勤勉になれる面も出てきます。特に哲学や、宗教、法律などに関心を持ちやすいです。この土星丘が発達していないと、真理の追究にはあまり関心がないです。
ここに線が入るのは3つ考えられます。
1つは運命線です。これは、寿命がある程度あれば中指の下に入ってきます。土星の持つ「物事を完成させる」という年齢域に入ることを意味します。
2つめは「土星環」です。これは人差し指と中指からの線が半円で中指と薬指に入る線です。これは孤独な作業もへっちゃらの相で、作家やギリギリの判断が求められる政治家に出るケースがあります。一般的には、苦労性であまり良くないと解説されることが多いのですが、実際に出ている方のお話を聞いてみると、長い忍耐の歴史を感じることが出来ます。だからといって、単に苦労したわけではなく、成功までの足取りが本物であるがために、一生懸命、研鑽し、努力したということで結果は非常に良好な場合が多いのです。継続力が本物という証拠で線が出ているわけです。
3つめは感情線の先端がここに入るケースです。浮気っぽい方に多いです。